5/30焼野平
2010/5/30 勧進代登山口 長井葉山
朝5時にHorikoshiさんに自宅まで迎えを頂き、出発。今日のメンバーは2週間前一緒に石転び沢を登ったHorikoshiさん、その友人でFurukawaさん、そして私の3名。5時15分ゲート前を出発し、暫くは林道歩き。道脇には額アジサイ、そして食べごろのふきのとうが。かんかね館という昔勧進代地区の豪族の館があったという史跡の上り口を過ぎ登山口から尾根に取り付く。20分ほど登るとかんかね館跡からとの道と合流する十文字でとりあえずザックを下ろす。霧雨が降っている。上部はすっぽりガスの中だ。と言うより今がガスの中。今日は天候は回復の傾向にあるはず。この先を期待し再出発。ところどころ雪を踏むようになるともうすぐ草岡登山口(おけさ掘りコース)からの合流点だ。ここで一休み。休み言えばニコチン注入タイム。すがすがしい山の空気の中体には大変よくないものを五臓六腑に染み渡らせる。サイコー!
さあここからは約30分ほどで小屋到着だ。合流点から再び歩き始めて10分、それまでガスの中だったのがその上に出た。眼下には雲海が広がり、飯豊連峰・吾妻連峰が遠くで白く輝いている。置賜盆地は雲海の下に埋もれた感じ、雪の山から見ると雪が続いているようにも見える。3人そろって「今日は当たりだな!」
小屋で朝食。Horikoshiさんが味噌汁を作ってくれた。ご馳走様です!ここまで登山口から出発して約2時間半、いつもはここまでだが今日はここからもう少しだけ奥に行く。その目的といえば場所は明記できないが「行者○○」を採りに... 期待わくわくで腹ごしらえ。
さあ小屋を出発、ここからは葉山に精通しているHorikoshisanの案内無しでは行けないところだ。夏道が出ているなら問題なく行けるが、夏道は雪の下、しかも木が雪から跳ね出し藪になっている箇所は赤テープを張りながらこっちの方角だという土地勘がないと進めない。小屋付近はなだらかな起伏を繰り返し、どこも同じように見える。しかも藪の中へ入れば地図上で自分の場所も解らなくなるだろう。慣れた人かGPSは絶対必要な場所だ。冬もホワイトアウトすると初めての人はGPS無しではほとんどが解らなくなるだろう。
小屋を出て約30分、葉山の○○を通過する。小屋のある葉山神社を通常山頂としてるが本当の頂上はここだ。○○までは1時間で到着、ここまで来ると大朝日岳が大きく迫ってくる感じだ。大朝日岳にかぶって御影森、左に目を移すと大玉山、中沢峰から続く尾根が伸びその先に祝瓶山がそびえている。いい景色だ!
ここから歩き、道から外れたところが今日の収穫場なのだがHorikoshiさんから詳しい場所はホームページでは流すなとの事なのでご勘弁を。ただこの場所知らないと行けないから普通の人がたどり着くのは無理です。
行きは荷物は無しで軽かったが帰りはザックいっぱいで入りきらず、ザックカバーに包んだ行者にんにくで重い!足が進まない。でも大量収穫の喜びと満足感はそれ以上に大きい。帰り道には月山も顔を出して私たちをお見送り。今日の収穫の喜びとその重量のつらさが代わる代わる頭の中を巡る。いや体に襲い掛かる。
「重くてつらい、でもこんなに採れて嬉しい。嬉しいけど重い。こんなに採るんじゃなかった。いやもっと採ってくりゃよかったかな。重すぎて少し捨てて行くかな。待てよ、漬けてしまえばこれくらいじゃ足りないかな」.....
帰りがてら小屋に寄り、一服。Horikoshiさん、Furukawaさんは鉾立ての水を汲みに水場へ。水割り用の水だそうだ。
さてここから葉山を降りなければ、はぁーっ(苦)
ヘロヘロになりながら車を止めたゲート前に着いたのは4時30分。ようやく肩の重さから開放された。重かったなー。20Kgはあったと思ったが家に帰って重量を測ったら15Kgをきって14.7Kg。まー諸々含めれば20Kgくらいか。
いい1日でした。Horikoshiさん、Furukawaさんお世話様でした。
その後更にツライ後始末が待っていたのでした。とほほ...
写真
勧進代登山口はこのゲートから入ります。暫く林道を歩きます |
林道には額アジサイが咲いていました |
長井の山にもなら枯れが広がって来ました |
かんかね館跡の登り口。ここからも葉山に登れますが登山口じゃないので注意 |
右どなりにはいつも登る白兎からの尾根 |
この辺のふきのとうは今が食べごろ。 |
ここが登山口です。十文字まで尾根までの取り付きです。 |
霧雨の中登山道を進みます |
ガスの中何も見えませんが、天候は回復に向かうはず。 |
Furukawaさん。合気道の先生です。朝日鉱泉の末裔 |
Horikoshiさん。2週間前に石転び沢を一緒に登りました。 |
上部へ行くと雪を踏むようになります。 |
まもなく草岡登山口からの合流点 |
合流点です。 |
昭和堰への入り口。今の時期夏道がところどころ雪の下で解りづらいので注意 |
ガスの上に出ました。雲海が綺麗でした。 |
飯豊連峰方面です。 |
吾妻連峰方面。雲海の下には置賜盆地が広がっています。 |
葉山小屋方面。今年は雪がたっぷりあります。 |
葉山神社。(葉山小屋) |
夏道は出ていません。 |
雪原を進みますが藪を漕ぐところもあって慣れた人の同行を |
一番奥の湿原。 |
葉山の三角点。本当の山頂はここです。 |
大玉山が大きく迫ってきます。 |
大朝日方面。上部は雲の中です。 |
中央の鞍部が小朝日と大朝日との間の熊越えです。 |
祝瓶山です。雲がなければかっこいい三角の山なんですが... |
大朝日方面をバックにHorikoshiさんとFurukawaさん |
アップダウンを繰り返し雪原を歩きます |
すずらんの様な葉ですがすずらんではないような。何の花かわかる方教えてください。 |
帰り道大朝日岳の雲はとれ、勇壮な全景を見ることが出来ました。 |
月山も顔を出してきました。 |
仙台からいらした登山者。大朝日から下ってきたそうだ。この後秋田の山へ行くそうで... |
下山の途中から置賜盆地を望む。 手前が長井市の西根地区、一番奥に見える町並みが米沢市の市街地(この写真じゃよく 解らないなぁ)です。 |
今日捕ってきた行者にんにく。14,7Kgありました。重かった! |