今夜も酒を飲みながら ふらり ふらりと千鳥足  明日はどこの山行こうか

5/15~16石転び沢

2010/5/15~16 石転び沢

  • メンバー
    渡部(政)、竹田(彰)、Yayoi、Aiko、Dr松橋、堀越さん、竹田(通)
  • 道路状況
    梅花皮荘~飯豊山荘間 5/15現在 車両通行止です
  • 水場情報
    ブナのしずく、うまい水、梅花皮小屋水場 使えます
  • 15日
    朝7時とりあえず私の職場の駐車場に一旦集合した。この登山、日程は2月の町民登山のときYayoiちゃん、Dr八尾ちゃん(今回は残念ながら不参加)と決めておいたものだった。AikoちゃんはYayoiちゃんの友達で去年EHJ、HZUと共にやはり梅花皮小屋までご一緒したメンバー。竹田(彰)さんはEHJの会社の先輩で山岳会では後輩という複雑な関係、それに加え私の地元長井市からDr松橋&堀越さんという7名での山行でした。
    駐車場集合後1人のメンバーを拾いながら梅花皮荘の駐車場へ移動、食料の荷分けをした。
    本格的な出発となったのは8:30過ぎにまだ今シーズン営業前の飯豊山荘前で記念写真の撮影後となる。天狗平駐車場のゲートがなんと新しくなってるではないか。ぶなの木を施したような作りのゲートに変身していた。「よく事業仕分けに引っ掛からなかったな~」などと冗談を言いながら通過、芽吹いたばかりのブナの林の林道を足を進める。十文字を過ぎブナの雫でDr松橋水を補給、堰堤下についたのがおおよそ9:00、若干休憩後再びというか本格的な出発。今年はこの時期にしてはやはり雪が多いのだろう、下の方でも結構雪が残っている。うまい水まではヘツリの夏道は出ています。但しうまい水一つ手前の沢のスノーブリッジは穴が開いています。それに結構急斜面。デブリ後なので上りやすく上の方を回った方がよさそうとそこからうまい水の上部の雪を使い彦衛門平に出る。EHJがうまい水の状況を見てきてくれたが、あふれるくらい水があるそうだ。
    彦衛門平でしばし休憩。Dr松橋がみかんをみんなに振舞った。
    婆まくれは夏道が出ていますが雪で崩れたのか足元が悪いです。雪渓に上がれるのは地竹原から。いまのところ安定しています。そのまま梶川の出合をスルーし、石転びの出合まで進む。11:10出合到着。上の方はガスがかかっているようだ。雨に打たれないだけいいとしよう。昼食をとる。
    さあここからが1000m高度を上げなければならない。アイゼンはまだ付けずに出発した。石転びの出合を出てからまもなく雪の色が明らかに違う。どうも新雪が降ったようでそこから上は黄砂に汚れてない真っ白な雪だ。本石転びの出合の上に5~6名の団体がいるようだ。トレースが一本続いている。テレマークのスキーヤーとスライドする。気持ちよさそうに滑り落ちていったが私はスキーの嫌な思い出が頭をよぎった。約50分で本石転びの出合の対岸に到着。いっぷく!私はニコチン注入だ。「今時タバコをすっているのはお前と土人(差別用語ですみません)だけだ」と先輩の指導を何度も受けたがなかなか抜け出せない。
    本石転びの出合でアイゼンを付ける人は付けてもらった。ただ新雪であったため無くても充分つぼ足でも歩ける条件でもあったが。
    竹田(彰)、Aikoペアが飛ばす飛ばす!私はヘイコラ後から付いて行くのがやっとだ。体力の無い私にビール2パックと食料を預けたのは誰だ?途中小さな雪崩をかわしながら急になってきた斜面を登る。
    北股の出合で一休み。この辺の景色はいつもながら迫力あるなと思う。上はまだガスっている。この後劇的な風景に一同驚愕することになるがまだ何も見えない状態だった。
    景色が一変したのはまもなく小屋が見えるかなというテンバのあたり。いきなりガスが晴れ、真っ白な新雪を被った北股岳が現れた。空は真っ青で飛行機雲がいく筋か線を引き、白く輝く北股岳が鎮座している。カメラを取り出し写真をとりまくるメンバー。小屋到着後はますますガスが下がり大日岳の頭が顔を出したかと思うと小屋越しに梅花皮岳、烏帽子岳がやはり真っ白な新雪に覆われ姿を現す。みるみる景色が変化し、大日岳の全容を目にすることになる。みんな写真を撮ることに集中していたため何時に到着したのははっきり憶えている人はいないだろう。
    「今日はサンセット綺麗だよね。きっと」などと言いながら宴会に突入。
    水場はマスの一角が雪から出ていて使用可能です。小屋の水洗トイレはまだ使えません。溜め式トイレなんですがオーバーユースなのか流れておらずもっこり溜まった上にトイレットペーパーが被さり、飯豊山のよう!みなさん一回一回水流しましょうね。何度か水を流し棒で突付きながら少しずつ流しましたが完全には流れませんでした。翌日も水を何回か流して来ましたが直ぐ詰まるでしょう。
    さて今日の宴会料理長はEHJ。豚キムチ鍋に鰹のタタキ、たこ刺しと美味いことこの上ない。こんなに料理美味かったら酒も入るわ!それと若い女性がいると話も弾む!弾むことこの上ない。それだけは間違いない。9時就寝。
  • 16日
    朝6時に起きると皆さんもう起きていた。はやっ!
    朝食はうどんと納豆ご飯。昨夜酒とつまみだけで炭水化物捕らなかったからご飯が美味い。すっかりたいらげると気持ちがマッタリとしてきた。出かけたくない。もう一眠りしたい。一応8時出発という計画を全員で確認し、少しずつ作業を進めるが昨夜からの風が止まない。梶川尾根を下りる予定ではあったがEHJと相談し来た道を帰ることとした。と言うわけで9時出発に変更。下でサポートしてもらっているODD,HZUにメールで連絡した。
    なんだかんだで記念撮影が終わったのが9:30、それから出発。のっけからの急斜面でアイゼンを付けてもらったがキックで充分降りることが出来るくらいの雪の量はあった。最初ビビッていたYayoiちゃんも次第になれ順調に北股の出合を通過できた。北股の出合~本石転びの出合間昨日までなかったデブリがあり、大きな雪塊が散在していた。あれだけ散在してれば実際に雪崩に遭遇すれば恐怖だろう。お~怖っ!
    石転びの出合まで下ればもうみんな一安心。Aikoちゃんは「せっかく登ったのにもったいな~い」... だからまた一緒に登ろうよ。おじさんたちは鼻の下を伸ばして次の山行のお誘い。この辺は下界となんら変わらない。山荘前に無事到着は2:30くらい、楽しく充実した2日間でした。


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